parc botanique uchida

観葉植物の販売・コーディネート、管理などを行っております、内田植物公園です
NPO法人日本園芸療法研修会(JHTS)園芸療法アドバイザー
社会福祉士
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n゜401  園芸療法の現場から #90 8月の園芸作業
bonjour

こんにちは、内田植物公園です。

8月の園芸療法、今回もウチワ作りを行いました。といっても、別の施設での活動ですが。(前回の様子はこちらをご覧ください)

今回は高齢者デイサービスでの活動でした。
使用したお花は、アサガオ、ポーチュラカ、マリーゴールド、ペンタス、サルビアの5つ。どれもこちらの施設で育てている植物です。当初はアサガオとポーチュラカのみを使用する予定でしたが、お花の数が足りず、急きょ増やしました。結果、色々な色の花が咲くことになりました。また職員さんのご提案で、葉の部分にはクレヨンなどで緑に塗ってもらったので、より完成度が高くなりました。




(右から下回り)マリーゴールド、ポーチュラカ、ペンタス、サルビア、アサガオ
ペンタスからは意外な色が取れました。

アサガオ、ポーチュラカは、余り力を加えなくて色が出るので、力が弱い方でも簡単に作業が出来ます。他の3種類はある程度しっかり押さないと色がハッキリと出ません。ただ高齢者デイサービスのご利用者は、特養のご利用者に比べて、比較的ADL(日常生活動作)が高く、力も強い方が多かったので、仕上がりの色がより濃く出ていたのではないでしょうか。






片麻痺で右手しか動かせないご利用者の方には、紙が動かないように文鎮で紙を押さえ、なるべく自分の力で行うようにしてもらいました。こちらも職員さんのご提案です。



施設での活動の場合、職員さん他のスタッフさんの力がとても重要になってきます。活動日以外の植物の日々の手入れなどはスタッフの方の協力にかかってきます。今回の活動のように、実際に育てている植物を使って作業を行う場合、その植物が育っていないと作業が出来ません。こちらの施設では毎日当番制で水やりを行って下さっているので、今年の酷暑の際も、それほど被害を受けずに済みました。
また今回の活動では、随所に職員さんのご提案を頂いたので、自分が思っている以上によりよい活動になりました。



今回使用したお花(25名分)


とってもお世話になったウチワキット。

出来上がったウチワはご自宅にお持ち帰り頂きます。今までも持ち帰りの作品は何度も作りましたが、どちらかというと飾るものが多く、日常で使用するものは少ないように思われます。まだまだ暑い時期が続くかと思いますが、今回作ったウチワを使用する度に、今回の活動を思い出して頂けたら大成功です。

salut
 
11:44 | 園芸療法 | comments(0) | trackbacks(0)| - | - |