parc botanique uchida

観葉植物の販売を行っております、内田植物公園です
NPO法人日本園芸療法研修会(JHTS)園芸療法アドバイザー
日本園芸療法学会(JHTA)認定登録園芸療法士
n゜458  園芸療法の現場から #110 三草粥

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こんばんは、内田植物公園です。

 

前回に引き続き、園芸療法の紹介です。

今回は、1月の初旬に行いました特養老人ホームでの活動についてです。

(ちなみに今回、写真を撮り忘れていたので、画像ありません)

 

2017年、今年最初の活動ということで、利用者のみなさんにお正月に関する食べ物の話を伺いました。

その際に意外だったことは、お雑煮やおせちよりも、七草粥の話のほうが盛り上がっていたことです。

春の七草の写真を見ながら、七草ってどんなのがあったっけかなーと振り返りました

 

秋には、七草のうちの「スズナ」「スズシロ」つまり「カブ」と「ダイコン」の種をまいて頂きました。種まきから約3か月半、いよいよ食べごろです。

プラスチックの尺鉢に種をまいたのですが、そこまで間引きをきちんと行わなかったので、小さめのダイコンやカブが数多く収穫出来ました。

ダイコンは最大でも20cmくらいの長さでしたが、抜くにはある程度の抵抗がありました。反面、カブはサクッと抜けます。参加者は利用者、職員、園芸療法スタッフ合わせて、約15人程度。皆で食べるには申し分ない量です。

また七草の仲間ではないですが、こちらも秋に種をまいた「ナノハナ」も収穫して「三草粥」を頂くことにします。ちなみにお粥の主役でもあります「お米」も、こちらの施設で育てて収穫したものです。

 

こちらの施設では常勤の栄養士の方が調理をしてくださるのですが、今回のお粥は蓋付きのお椀で用意してくださいました。頂きますの後に蓋を取ると、白いお粥の中央に淡い緑や黄色のナノハナを配置されていて、とても鮮やかです。食べる前にテンションがさらに上がってきます。味の方はといえば申し分ない美味しさです。午前中の活動ということで、あまり多くの量は提供出来ませんでしたが、皆さん満足して頂いた表情をされていらっしゃいました。今回は、味は(味覚)はもちろんのこと、眼(視覚)にも美味しいお粥を頂くことが出来ました。栄養士さんに感謝です。

 

園芸療法の活動の道具や材料などを選ぶ際、作業のやりやすさなどの他にも、気持ちが上がるような一工夫をすることもとても重要です。今回、栄養士さんがご用意して下さった器は、まさにその良い例でした。毎回お世話になっていますが、ますます頭が上がらなくなってきました。2017年も宜しくお願い致します。

 

さて、内田が所属しています日本園芸療法研修会(JHTS)では、1年かけて園芸療法の基礎を学ぶ勉強会「スタディコース」を毎年度開催しております。今年の4月より開催予定の23期スタディコースでは、現在受講生を絶賛募集中です。4月の開催までにも各地で入門講座などが開かれますので、気になる方はHPをご覧ください。

内田的には昨年に引き続き、日比谷公園内にあります「緑と水の市民カレッジ」にて開催中の園芸療法入門講座での活動紹介の際に講義をさせて頂きます。全4回(既に2回終了)の講座ですが1回ごとの参加も可能ですので、ご興味のあります方はJHTS事務局までお問い合わせください。前出の特養老人ホームでの活動スタッフの中にも、日比谷公園での入門講座を受講されたという方が数名在籍しております。

 

宜しくお願い致します。

 

緑と水の市民カレッジ HP https://www.tokyo-park.or.jp/college/

NPO法人日本園芸療法研修会 HP http://jhts.jp/

 

salut

 

 

22:59 | 園芸療法 | comments(0) | trackbacks(0)| - | - |
n゜457  園芸療法の現場から #109 節分プログラム

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こんばんは、内田植物公園です。

 

昨日(2月4日)は立春、で、その前日は節分ということで、先週及び先々週の園芸療法の現場では、節分にまつわるプログラムを行いました。

 

 

先々週に行いました特別養護老人ホームでの活動では、節分のお飾りを作りました。

「オタフク」と「赤鬼」の形に切ったフェルトを土台に、ボンドを使って種や豆、木の枝などを張り付けて小さなお面を作り、それをヒイラギの枝に取り付けて完成です。

作業自体は単純ですが、小さな種などをつまんで張る作業は、手指の動きが緩慢になってしまっている高齢者の方にとっては、少々難しい作業になります。

内田が担当しました方は、片麻痺を患っているので右手が使用出来ません。左の手指、腕、時には口なども使って作業をされました。

ボンドを使ったり、名前を記入する際などは、内田が手を添えるなどの援助をしながら行いました。

それぞれのパーツの位置を、しっかりと考えらえて作品を完成させて下さいました。

またこの日はちょうど100歳の誕生日ということで、他の参加者の方々からもお祝いのお言葉を頂き、喜びの涙を見せられていらっしゃいました。今後も、出来るだけ長く活動に参加して頂きたいです。

 

ヒイラギの葉の先端は事前にカットして、ケガの無いようにしています。

 

続いて今年度から参加させて頂いています、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)での活動の紹介です。こちらでの活動は、2月2日、つまり節分の前日に行いました。

始めに、秋に種をまいたダイコンの収穫作業を行います。この日はとても寒い日だったのですが、参加者の半分以上の方が屋外に出て収穫作業をして下さいました。寒さを感じさせないほど収穫作業に夢中になられる方や、寒くて室内に戻りたがるヘルパーさんをよそに、「普段ボーッとしているから、この寒さが丁度良い」と、笑顔で話される方などなど。とても賑やかに収穫作業を行って下さいました。

 

収穫したダイコンを調理している間に、豆まきを行いました。鬼のお面を付けた職員さんに向かって、順番に豆をまいてくださいました。かなりの力で豆をぶつけられる方や、「もったいないから豆を投げる振りだけで良いでしょ」と言ってエア豆まきをされるかたなど、皆さんそれぞれで豆まきを楽しんで頂きました。

 

今回のダイコンは「ふろふき大根」で頂きました。収穫したばかりのダイコンに手作りの柚子味噌をつけて頂きましたが、取れたてということもあり格別の味です。また前回、皆さんで種をまいて育てたカイワレ大根も収穫して一緒に頂きました。

 

赤いダイコンを煮るとは、中心は赤色が残るのですが、周りはなぜか緑色に・・・

 

ごちそうさまでした。

 

salut

22:05 | 園芸療法 | comments(0) | trackbacks(0)| - | - |
n゜456  植物紹介 #145 フィカス・ウィルデマニアーナ

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こんばんは、内田植物公園です。

 

今回は、久々の植物紹介。代官山のインテリアショップ、Cushu cusyuさんに展示しています、フィカス・ウィルデマニアーナです。

 

フィカス・ウィルデマニアーナ ficus wildemaniana
クワ科フィカス属 東南アジア原産

高さ、約160cm 鉢カバー(陶器)込み、¥20,000(消費税別)になります。

 

当blogでは、すっかりお馴染みのウィルデマニアーナですが、どんな家具やどんな部屋にも合わせやすいと思いますので、今でも、オススメの植物です。

先日、仕入れ先でも「ウチダさん、フィカス系しか買わないですね」と言われてしまいましたが、フィカスの仲間は一部を除いては、育てやすく、合わせやすい種類が多いので、良く購入させて頂いています。その中でもウィルデマニアーナは、一番買っているのではないかと。

 

 

暗い場所では、元気に育ちませんので、なるべく明るい場所で育ててください、但し、初夏から夏の強い直射日光の当て続けると、葉焼けの原因になりますので、その際は場所を移動させるか、カーテンなどで遮光してください

 

植物の育て方などで、ご不明な点がございましたら、お気軽にコメント欄などにご記入ください。
また直接メールをいただいても構いません。後日、こちらからご返答いたします。

お問い合わせは、Cushu cusyuさん、もしくは内田植物公園(メールのみ)までお願いいたします。

現在インターネットでの販売は行っておりませんので、予めご了承ください。

ご購入いただいた商品は、内田が自ら配送を行い、現地にて育て方の説明を行わせていただきます。

またblog掲載期間中でも、売却済みになってしまうことがありますので、予めご了承ください。

宜しくお願い致します。

 




Cushu cusyu  HP http://www.cushu-cusyu.com/


内田植物公園 メールアドレス uchisato@rd6.so-net.ne.jp

salut

 

 

19:34 | 植物紹介 | comments(0) | trackbacks(0)| - | - |
n゜455  国家試験終了

bonjour

 

こんにちは、内田植物公園です。

 

今週の日曜日(1月29日)、第29回社会福祉士国家試験が行われ、内田も受験してきました。

 

 

一昨年の4月から通信制で専門学校に通い、レポート・課題提出、スクーリング、現場実習、昨年の10月より本格的に試験対策の勉強を開始し、とりあえず一昨日で一旦終了。

この間、家族を始め、仕事関係や園芸療法関係など、様々な方のご協力を頂きました。この場を借りて、お礼申し上げます。

 

さて、肝心の試験の出来ですが、10月以降、模擬試験や各種セミナーなどに参加するなどで自分なりに対策を重ね、ほぼ万全の準備をしてきたつもりでしたが、やはり本番の試験ではなかなか実力を発揮することは難しかったです。

終了後に、会場で出会った専門学校の仲間たちと軽く打ち上げをしましたが、過去の問題に比べ、今年の問題は難しかったとの声がほとんどでした。僕もそう感じましたし、この時点で、合格か不合格かは五分五分だろうなと。

 

社会福祉士の国家試験は、全部で150問、そのうちの60%が合格ラインとされています。その年ごとの難易度で合格ラインは若干変わりますが、90点取れればほぼ合格とされています。

ですが、ただ90点取れれば良いかというのではなく、18科目ある中で1科目でも0点科目があると、合格ラインを越えていても不合格となります。なので全科目まんべんなく勉強する必要があったのです。

その中では、得意科目、不得意科目がもちろん出てきます。今回は得意科目と思っていた科目で思った以上に点数が取れてなかったのが気がかりでした。

 

試験当日の夜から、各団体・各学校などで、それぞれに解答速報が発表されていきます。それをもとに自己採点を行い、自分の成績がどのくらいだったか、だいたい分かってきます。

一番初めに発表された団体での速報では、87点。去年、一昨年の合格ラインが88点だったので1点足りません。ただ、解答速報はあくまでも各団体の独自の見解で発表していて、解答に差があるとのことを事前に聞いていたので、他の団体の結果も確認することにしました。

試験翌日以降に発表された他の4団体の速報で採点してみると、どの団体の結果でも90点オーバーをしていたので、一先ずホッとしています。但し、書き間違えなどもあるので、最終的には3月中旬に発表される正式な結果を待つしかありません。

どちらにせよ、当分は試験勉強をしなくて良いということです。

 

ということで、当blogも本日より正常運転に再開したいと思います。更新していなかった際に行っていたことや、現在進行中のことなど、またこちらでご紹介させて頂きますので、今後とも宜しくお願い致します。

 

salut

14:00 | 社会福祉士 | comments(0) | trackbacks(0)| - | - |
n゜454  2017年 明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。

 

去年の4月頃の予定ですと、去年中にn゜500に到達するつもりだったのですが、自分でも思いもよらない失速をしてしまいました。

ですので、今年中には何とか達成したいです。(月4回の更新で到達予定なので決して無理ではないはず・・・)

 

で、その失速の原因が、前回のblogにも書きましたが社会福祉士の受験勉強なのですが、昨年末、中央法規出版主催の受験直前対策講座に出席致しました。クリスマスイブ&イブイブの2日間で全教科を終わらせるハードスケジュールでしたが、直前対策講座ということもあり受験対策ならではのお話も伺うことが出来ました。また、まだまだ足りてない部分も露呈したので、残り約1か月の間にそのあたりを補いたいと思っております。

なお内田の主な勉強方法は、中央法規から発売されています、一問一答のアプリです。いちいち問題集などを取り出さなくて良いので、ほんの少し時間があった際にでも勉強できます。それと、上記のような受験対策講座などのセミナーに出来るだけ参加することです。その成果が、前回の模擬試験の結果に表れてくれたのだと思います。

ですが、その結果に少しホッとしてしまい、12月中旬以降は若干中だるみ状態が続いているので、新しい年を迎えて心機一転頑張りたいと思っています。なので、次回のblog更新は試験の後になるかと・・・

 

最後に。

今年も、イラストレーターのハラアツシ君に素敵な年賀状を描いてもらいました。年末に体調を崩してしまったので、いまだ発送出来ておりませんが、本日中には完成させるつもりでおります。

 

 

今年も宜しくお願い致します。

 

salut

13:14 | 休園日 | comments(0) | trackbacks(0)| - | - |
n゜453  社会福祉士 模擬試験

bonjour

 

こんにちは、内田植物公園です。

 

4か月振りの投稿になります。

 

さてその間、何をしていたかというと、特に変わりなく業務をしていました。

ですが、その業務の合間の時間は、来年の1月に行われる社会福祉士の国家試験の勉強にあてるようにしていたので、当blogがおろそかになってしまいました。

 

 

昨年4月より、通信教育で社会福祉士の資格の勉強を始めましたが、今月をもって無事学校を卒業予定、はれて受験資格を頂けることになります。

7月〜8月にかけては、生活介護を行っている障がい者施設での施設実習(23日間)も行いました。普段から園芸療法などで障がい者の方とは接してはいますが、長い時間ともに過ごすことはなかったので、色々と新しい発見ばかりでした。担当をして下さった職員の方々にも、通常の業務の間に色々と教えて頂き、授業の一環ではありますが、とても貴重な体験となりました。

 

9月からは本格的に受験勉強を始めようと思っていましたが、実習のため約1か月、業務をおろそかにしていたので、勉強などする時間がほとんどなく、結局10月に入ってから一気に始めることとなりました。

 

色々な受験対策セミナーや自宅、図書館などでの自習を重ね、昨日、初めて模擬試験を受講しましたが、何とか合格ラインを突破していました。といっても、ギリギリ。今まで、過去の模擬試験などを自分で行ってきた際は、なかなか合格ラインを越えなかったので、少々安堵。

 

試験まで残り約1か月半、息切れしない程度にもう少し頑張ってみる予定です。

 

salut

10:17 | 社会福祉士 | comments(0) | trackbacks(0)| - | - |
n゜452  園芸療法の現場から #108 7月の園芸療法 その2 シソジュース作り

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こんにちは、内田植物公園です。

 

東京地方も30度を超える日が続いてきて、いよいよ夏本番な感じになってきました。

ですが、35度超えの日が無い分、例年に比べて幾分か過ごしやすいのではないでしょうか。

 

前回、ウチワ作りについて書かせて頂きましたが、今回は高齢者特養老人ホームで行いました、見た目も鮮やかなシソジュース作りのご紹介です。

 

こちらの施設では1年を通して、様々な野菜を育てています。今年はといえば、ジャガイモ、ミニトマト、ミニメロン(コロタン)、トウモロコシ(ポップコーン用)、サトイモなどです。例年はサツマイモなども作るのですが、今年は一旦お休みです。

育った野菜は、もちろん収穫して試食をします。今年も6月にジャガイモ、7月のミニトマトを頂きました。

旬な野菜を収穫して直ぐに食べられるなど、ある意味、普段の自分たちの生活よりも贅沢な活動をしているともいえますね。

自分たちで作った野菜の味は、買ってきた野菜に比べても、美味しく感じるのが不思議です。また普段は食が細い利用者の方も、活動内で作った野菜は自然と手が進むなどの行為も良く見られます。

 

そんな試食の活動の際の、大きな協力者が施設の栄養士さんです。収穫した野菜は衛生面などを考慮していったん栄養士さんにお渡しして調理して頂きます。こちらの施設の栄養士さんは、出勤日を園芸の試食がある日に合わせて頂いたり、またご自分でも畑を借りて野菜を育てられるなどなど、園芸療法活動に大変ご理解をして下さっています。

そんな栄養士さんに、今年は何か作ってみたい野菜はありますかと尋ねたところ、「シソジュースを育てて、利用者さんと一緒に作るのはいかがでしょう」とご提案頂きました。ということで、今年度は春からシソを育てています。

 

内田がこちらの高齢者施設で活動を始めて今年度で8年近くになるのですが、シソを育てるのは初めてです。何故かというと、情けないながらも内田自身がシソが苦手だからという単純な理由です。他のメンバーにシソジュースの話を提案したところ、ほぼ満場一致でOKということになりました。で、年間のプログラムを立てていたところ、シソジュース作りの日は見事に内田がリーダー担当の日に当たってしまったので、意を決して行うことにしました。作り方などを事前に栄養士さんと相談して、いざシソジュース作り開始です。

 

当日はテラスで育てていたシソの茎から上の部分を切ってきて、葉をちぎることから利用者さんに行って頂きました。思っていた以上にシソが生長していたので、予定よりもほぼ倍の量のシソが収穫出来ました。

ちぎったシソの葉をお茶パックに詰めて頂いて、鍋の中へ。砂糖も加えて約10分近く煮詰め、最後に絞ったレモン汁を加えて火を止めます。鍋を冷ましている間にカップに氷を入れておきます。粗熱が取れたらグラスに注いで完成です。とても鮮やか美味しそうなシソジュースが出来ました。

 

煮出した後のシソの葉。

パックに摘めて行うと、後片付けも楽ですね。

 

原液のシソジュース。レモン汁を加えるまでは、もっとどす黒い色でした。

 

氷を浮かべて、暑い夏にピッタリなシソジュースの完成です。

見た目、マジ美味しそうですよね。レモンなどを浮かべても良いかもです。

 

利用者さんの感想は、美味しいと言われる方や、あまり味がしないと言われる方など様々でしたが、約1時間で、収穫から調理、試飲まで全て行うことが出来ました。内田的には最後までシソジュースの味は苦手でしたが、とても楽しい活動になったので、また今後も行ってみたいプログラムの1つになりました。

 

今回の反省点。

1、シソが取れすぎたので、収穫作業および葉をお茶パックに摘める作業が多く、疲れてしまう利用者が数名いらっしゃった。

2、レモン汁を加えた瞬間に色が劇的に変わるので、鍋の中ではなく利用者の目の前にグラスを置いて行えば良かった。

3、時間が無く、氷を大量にいれて冷やしたため、シソジュースの味が若干薄かった。   etc

 

次回以降は、これらの反省点を生かして行いたいと思います。

 

salut

11:21 | 園芸療法 | comments(1) | trackbacks(0)| - | - |
n゜451  園芸療法の現場から #107 7月の園芸療法 ウチワ作り

bonjour

 

こんにちは、内田植物公園です。

 

今日で7月も最後、明日からはいよいよ8月ですね。

今月の中旬〜後半にかけては、7月下旬とは思えないくらいに過ごしやすい日が続きました。

先週の土曜日に行った高齢者特養老人ホームでの園芸療法は、当初は室内で行う予定でしたが、あまりにも涼しく気持ちの良い日だったので、急きょ屋外に出て、外気浴及びお庭の観察をして頂きました。普段はなかなか屋外に出られない特養老人ホームの利用者さんが多いので、貴重な活動日となりました。こういう場合は当初のプログラムを多少変更してまでも、その時に合った活動をするべきだと思っています。その分、周りのスタッフの皆さんには予定変更でご迷惑をおかけするのですが、内田は普段からコロコロと変更することが多いので、スタッフの皆さんもある程度は想定内と言って下さいます。本当に頼りになる皆さんです。

 

さて、タイトルにもあります「ウチワ作り」ですが、こちらは障碍者施設及び高齢者デイサービスで行ったプログラムです。

で、結果はどちらもあまり芳しくなかったので、反面教師的な感じで参考になさってください。

 

まずは障碍者施設での活動から。

こちらは月に1回の活動なのですが、内田の所要の関係で8月の活動が参加出来ません。また施設も1週間夏休みになるので、その間の水やりなども不可能なので、翌月に継続しない1回完結の活動を行いたいと思っていました。

5月に植えたゴーヤがすくすくと育っているのですが、実となるとまだ収穫できるほど大きくなっていませんので、今回はそのゴーヤの葉を使って、ウチワにたたき染めを行おうと考えました。

始めに利用者の皆さんにお庭からゴーヤの葉を何枚も取ってきて頂きます。それをゴーヤのイラストを印刷した下絵の周りに、あたかも葉がいっぱい茂っているかのように、たたきぞめの要領でペットボトルやスコップの裏などの堅いもので葉を叩いていきます。お部屋中に「トントントントン」とにぎやかな音が鳴り響いて楽しい活動だったのですが、内田が思っていた以上利用者の皆さんの力が弱く、なかなか色が付かないことと、色がついてもキレイに葉の形にならないことで、中途半端な感じのウチワになってしまいました。

そこで、時間が余ったら植えようとして持って来ていたポーチュラカがあったので、仕上げにそのお花で色付けしたところ、ウチワがパッと華やかになりました。もはやゴーヤの葉の形はありませんでしたが、緑の中に赤や黄色の色が入って、夏祭りを思い出させるようなにぎやかなウチワの完成しました。

 

ところどころの赤や黄色がポーチュラカです。

 

一方、高齢者デイサービスでのウチワ作りですが、こちらでは昨年の8月に同じ活動を致しました。但し8月の中旬以降ですとウチワの活躍の機会も少なくなるかと思ったので、今年は7月に行いました。で結果、それが少し裏目に・・・

ウチワ作りは昨年も好評でしたので、今年もそれに合わせて、アサガオマリーゴールド、ポーチュラカなど、色水が作りやすい草花を植えて育てていたのですが、気温が低い日や曇りの日が多かったせいか、肝心の花があまり咲いていない・・・アサガオに関しては2、3ケしか咲いてなかったので使えずという状況でした。

また昨年はウチワの片面だけを塗って頂いたのですが、今年は両面にチャレンジと思っていたのが花の量が少なくてそれも難しそうです。

プランターから摘んできた草花を皆さんに観察して頂いて、それぞれを小さなビニール袋に入れて頂きます。そのお花を形が無くなるくらいに揉みつぶして頂いて、花の汁を出して頂きます。それで花の絵具は完成なのですが、なにせ花の量が少ないので感動も今一つ。そのビニール袋から筆を使って花火のイラストを印刷した下絵を塗って頂きますが、これも色が薄いので、さらに盛り上がるに欠ける利用者の皆さんたち。但し、何度か重ね塗りすることと、時間が経過することで、段々と色が濃くなってくると、徐々に「綺麗ねー」との声が上がり始めました。

色水作りに時間が相当かかってしまったことで、当初の終了時間を軽くオーバーしてしまったので、塗るのも片面で止めることに。なんともしまらない活動になってしまいましたが、完成した作品を見て、利用者の皆さんが喜んで頂いたので救われました。

 

赤 ポーチュラカ

オレンジ マリーゴールド

緑 ペンタス(花)です。

 

で、二つの活動を通して反省点。

 

「プログラム作成時の際に、参加者のアセスメントが不十分だった。」

どちらの活動でも、自分が想定したいたほど参加者の作業遂行レベルが高くなかったので、完成度が低い作品になり、作業意欲も若干欠けてしまった。特に高齢者デイサービスでの活動では、「作業をする」ということに重点を置きすぎてしまい、手指などを良く動かす身体的なリハビリテーションという面でみれば良かったのかも知れないが、「暑い季節に自分でウチワを作る楽しみ」といった面では、もう少し作業過程を簡素化するべきだったと反省しました。がっつりと作業療法的なプログラムを求められている施設であれば良かったのかも知れませんが、こちらでの活動はレクリエーションの一環として行っているので、その点でもアセスメントが不十分だったといえるかも知れませんね。

 

参加人数が多い活動では、どのレベルに合わせてプログラムを作るかということは常に難しい問題です。簡単に作れて飽きてしまう方がいれば、全く出来ないで援助者がほとんど作業手伝ってしまうというケースも良くあります。

参加者のアセスメントをしっかりと行い、多くの方に楽しんで頂けるプログラムを今後も行っていきたいと思います。

10:33 | 園芸療法 | comments(0) | trackbacks(0)| - | - |
n゜450  園芸療法の現場から #106 6月の園芸療法 夏の草花の植え付けやジャガイモの収穫

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こんにちは、内田植物公園です。

 

3回続けて園芸療法ネタですが、今回も同じく園芸療法のお話です。

 

6月、季節は春から初夏→梅雨へと変化してきます。日によっては日差しも強く、気温も急激に高くなったりと、高齢者施設では屋外での活動が厳しくなってくる時期でもあります。ですが、特養老人ホームなどの入居施設の利用者の方々には、日常屋外に出ることも少なくなってしまっている方もいっらっしゃいますので、園芸の時間では、わずかな時間でも外気にあたって頂いたり、お庭、テラスなどに育っている植物の観賞をして頂いたりするようにしています。特に今の時期は植物の様子が日に日に変わっているので、活動が2週間空くと「えっ?」と思うほど生長していたりします。

 

4月に球根を植え付けたダリアが、見事に開花しました。

 

コチラは4月に種をまいたオシロイバナ。

 

トウモロコシも急激に生長してきました。

 

6月の園芸療法の代表的な作業といったら、なんといってもジャガイモの収穫です。青々と元気に育っていたジャガイモですが、段々と葉が黄色く枯れた感じになってきます。土の中にジャガイモが出来てきたサインです。とは分かっていても、その姿を見ると、「病気になった???」と毎年ドキッとさせられるのですが・・・

特養老人ホームでの活動では年間プログラム的には6月末に収穫の予定でしたが、予定よりも早く枯れてきたので、2週間早めて収穫作業を行いました。早めた分、収穫量が少ないかなと少々心配だったのですが、思っていた以上の量が収穫出来たので、利用者、スタッフ共に大喜びでした。収穫したジャガイモは涼しい場所で保管して、次回に試食をする予定です。

 

収穫時の活動では撮影しそこねたので、後日撮影。

5種類のジャガイモが収穫出来ました。

 

高齢者デイサービスでの活動では、夏の草花の植え替え作業を行いました。5月に種をまいた、アサガオ、ヒマワリも生長してきたので、新たに購入したペンタスポーチュラカ、マリーゴールドなどの夏を代表する草花たちと一緒に寄せ植えを行いました。といっても、アサガオを寄せ植えしてしまうと他の草花にツルが絡んでしまうので、アサガオだけは特別待遇です。

 

5月に植えたイネも、しっかり定着してくれた様子です。

 

 

夏の暑さに負けない、鮮やかなお花を咲かせてくれる方々です。

 

植えた後には、しっかり支柱立て作業も行い、完成です。支柱が刺さった姿を見ると、急に夏感が出てくるように思うのは、僕だけですかね。

 

夏感アップ!!!

 

ヒマワリは、活動前の準備及び活動時間中に水が下がってしまったので、かなりだれてしまいました。その姿を見た利用者のお一人が「ヒマワリも夏バテしてるよ」と冗談をおっしゃって、周囲の方々を笑わせていらっしゃいました。実際の園芸作業以外にも、植物を通じて周囲のご利用者同士の会話が自然と生まれるようにするのも園芸療法の目的の一つではあります。但し、ヒマワリの水が下がったしまったのは、誤算でしたが・・・

 

ヒマワリもお疲れ気味です。

 

来月は、ミニトマトの収穫やシソジュース作り、ウチワ作りなどを予定しています。シソジュース作り、僕はシソが苦手なので今まで手を付けてきませんでしたが、初の試みです。上手に出来ると良いのですが。

 

salut

07:45 | 園芸療法 | comments(0) | trackbacks(0)| - | - |
n゜449  園芸療法の現場から #105 5月の園芸療法 田植え&夏野菜の植え付け
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こんばんは、内田植物公園です。

1月、2月、3月と、近年になく好調に更新してきた当blogですが、4月、5月と足踏みをしております。
blog開設当初の2009年5月など、22回も更新していることが信じられません。昔の自分を少し見習いたいと思います。

ちょっと前のことですが、GW中に友人の車でPerfumeのコンサートを観に仙台に行って来ました。普段はGWに遠出などはしないので道路の混雑状況が良く分かっていなかったのですが、完全になめてました。ゆっくり行っても6時間くらいで着くだろうと思っていたのですが、首都高の時点で早くも渋滞。SA、PAも混雑で全く入れずに、最初の休憩までに6時間以上が経過してしまいました。
出発前の予定では、コンサートの前に松島にでも観光に行こうかなどと話していましたが無理。せめてコンサート前に仙台で牛タンで腹ごしらなどと予定変更しましたが、肝心なコンサートに間に合わなくなるかの瀬戸際だったので、それも無理。結局会場近くのセブンでお弁当を買って会場の駐車場で食べる始末となりました。東京を出発して9時間余り、何とか開演1時間前に無事到着致しました。
コンサートをたっぷりと堪能して、帰りこそは牛タン食べて帰ろうということになり、仙台市内で夕飯→帰宅。自宅に着いたのは翌朝4時過ぎ。昨日、家を出発してから22時間、そのうちの約3分の2は車中にいましたが、仲の良い友人たちとの遠征は、とても楽しい思い出となりました。

閑話休題。
5月の園芸療法です。
5月といえば、やはり田植え。今年も高齢者施設2か所で田植えを行いました。



それぞれのプログラムの目的は微妙に違うのですが、参加された利用者さんの中には、お百姓だった方が昔の思い出を話して下さったり、別の方は戦争で疎開した先で田植えを行ったことがあるなどのお話を聞かせて下さいました。
園芸療法は、園芸作業を通じて身体のリハビリテーションを図るなど、作業療法の補完療法的な位置にありますが、高齢者の方々との関わりでは、作業を通じて、援助者や他の利用者との会話を楽しむ、植物がある環境に身をゆだねてリラックスする、室内にこもりがちな方を屋外での作業に連れ出して外気に触れて頂くなど、心理的・精神的な面のリハビリテーションを重視する傾向があります。
日本人にとって馴染み深い「イネ(お米)」という素材を使用することで、自然と会話も増えて、にぎやかな活動となりました。


また5月は夏野菜の種まきや苗の植え付けなどにも適している時期です。
高齢者特養老人ホームでの活動では、ミニトマト、ミニメロン、シソなどの植え付けを行いました。その時の参加者の方の中にストレッチャー式の車いすを使用している方がいました。園芸作業を行うには寝たまんまの体制では若干難しいので、少し起き上がって作業をして頂きます。普段は車いすの上で横になりながらの方にとって、園芸活動を行う1時間の間中、姿勢を正して頂くことは身体的にも大変かと思いますが、園芸作業を行うという気持ちが、その行為を支えてくれていることだと思います。


今年はシソジュース作りに挑戦です!


障碍者施設で行った、ミニトマトの植え付け作業


支柱をする際、カラーモールなどを使用すると柔らかいのでねじりやすいです。

さて、いよいよ来月は、お楽しみのジャガイモの収穫です。今年も美味しく頂けますでしょうか。


そろそろ収穫?

salut
23:07 | 園芸療法 | comments(0) | trackbacks(0)| - | - |