bonjour
こんにちは、内田植物公園です。
長かった冬も、ようやく終わりの気配を感じるようになりました。
ただ、冬から春に変わったとはっきりと言えるのはいつ頃なのでしょうか?
立春、春分の日、梅や桃の花の開花、または桜の開花、etc
おそらくその感覚は人それぞれかと思いますが、内田的には、やはりソメイヨシノの開花した頃かなと。
最新の東京の開花予想日は3月17日、つまり今日ということなのでこのblogを書いている頃にでも、開花の報告がなされているかもしれませんね。
さて季節は少し戻って、2月の園芸療法の紹介です。横浜市の障碍者施設での活動では、手浴を行いました。で、この「手浴」、園芸療法実践者の方々にはお馴染みのプログラムかもしれませんが、内田が行うのは実質初めてでした。以前、フィトセラピーの1日体験コースで手浴の体験をしたことはあるのですが、温かくてとても気持ち良かった覚えがあります。
今回は園芸療法ということで、ただ手浴を行うだけでなく、簡単な手指の運動も兼ねて行いました。
まず、プランターに育っているフレッシュのローズマリーを切ってきて、みなさんに配ります。ローズマリーの葉は1枚ずつちぎって、お茶パックの袋に入れてもらいます。その後に、ラベンダーやミント類のドライハーブを袋に入れてもらいます。今回はラベンダーのポプリや賞味期限が切れてしまったハーブティの原料などを用意しました。用意したハーブ類を深めのお皿に入れてお配りし、それらをスプーンですくって袋の中に入れてもらいます。目と手の協調性が要される作業です。
袋に入れた後は袋の上部を折り返して「フタ」をしてもらう訳ですが、この説明がとても難しく、すんなり伝わりません。ですので、こちらで実際に行って例を示し、その後に行ってもらいました。普段の生活であまり使用しない動作を分かりやすく説明するのは毎回苦戦します。
お茶パックに入れたハーブ類をぬるま湯を入れた洗面器に入れてモミモミしてもらい、そのまま手を浸けてもらいます。ほのかにハーブの香りが漂ってきました。プランターから採集したビオラやストックのお花、バラのポプリなど浮かべて、目にも鮮やかな手浴になりました。
当日の参加者の方は女性が多かったこともあり、内田式手浴は大成功、次は足湯もやりたいとの感想を頂きました。バラやハーブを浮かべた足湯をみんなで行うのは大変そうですが、とても面白い試みかと思います。いつか実現出来ると良いなー。
手浴の後に、カラフルカリフラワーを収穫して試食も行いました。
前回にblogでもお伝え致しましたが、日比谷公園内、緑と水の市民カレッジにて行われました、園芸療法入門講座ですが、おかげ様で終了致しました。最終日は雨風が強く、初日が大雪に見舞われるなど、受講生の皆様には大変な4日間になったかも知れません。参加された受講生の皆様、有難うございました。短い時間ながらも園芸療法の魅力を、少しでもお伝え出来たでしょうか。
もっと園芸療法について勉強されたいという方は、内田が所属しています、NPO法人日本園芸療法研修会(JHTS)では1年間の勉強会「スタディコース」を毎年開催しております。スタディコースは座学だけではなく、実際の畑やガーデンの園芸実習を始め、障碍者及び高齢者施設での実践実習も行うなど、本気で園芸療法を学びたいという方にはとても有意義な勉強会になるかと思います。内田も11期の卒業生です。JHTSは日本園芸療法学会認定の教育機関となっていますので、スタディコースを卒業をされると、学会認定登録園芸療法士試験の筆記試験が免除になります。
と難しいことはさておき、1年間のスタディコースは日程は少々ハードですが、年齢や肩書などを超えて、同じ志をもった仲間と過ごす時間は、とても楽しく充実した1年になるかと思います。
24期スタディコースは、現在受講生を募集中です。4月10日には実際の会場になります横浜市の障碍者施設、共働舎さんでのガイダンスもありますので、悩まれている方は、そちらにも足をお運び下さいませ。
詳しくは、JHTS事務局までお問い合わせくださいませ。
宜しくお願い致します。
JHTS事務局
神奈川県横浜市泉区中田西1-11-1
TEL/FAX 045-805-3663
mail info@jhts.jp
salut